ベンチャー企業の広報を、守ったことしかない私が立ち上げてみた~2017年総括
みなさまこんばんは。高梨です。
今日は広報アドベントカレンダーに参加させていただきましたので、
広報に関するちょっとまじめなブログを書かせて頂きます!
これから広報やりたい!という人にとっては少しは有益かな?と思います。
【まずは自己紹介】
・クラフトビールとりらっくまが好きなアラサ―です。
・vivito(デジタル動画プラットフォームとロケ地の検索プラットフォームを運営)の広報を担当しています。
★今まで…
新卒で某ファストフード店舗運営
→某ファストフードの下請け的な企業で期間限定商品の購買(契約終了で転職を余儀なくされる)
→某乳業メーカーで商品企画と広報(色々あって会社都合で転職を余儀なくされる)
→今に至る。
…と、職歴は様々&広報の経験は前職にてかじる程度でした。
★なぜこのタイミングで広報をやり始めた?
商品企画と並行した広報活動だと、リリースを持って行ってたまに取材を受けるだけというかなり受け身な広報活動でした。もっと行えば自分がかかわった商品がもっと売れるかもしれないのに…と率直に感じていて、次の仕事は広報を専任で行いたい!と思ったのです。
★なぜvivitoで??
今のvivitoはちょっと変わってきていますが、私が経験した2社目の競合だった会社なのです。ロケに関する知識は前述の2社目で体験しているため、ちょっと武器になると思ったのです。また、面接時とにかく皆さん個性的で、私の個性もここなら許容されるかも…と思ったことも入社を決めたきっかけです。
【1月~3月 とにかくプレスを作ってみる期】
まず、兼任扱いでプレス文面を作っていたメンバーに社内情報をいろいろ教えてもらいながら、代表から書いてという内容ももらいながらひたすらプレスを書いていました。
PRTIMESとリアライズというプレスリリース配信サイトを契約していたので、両方を使ってプレスを出すという作業を行いました。
ようやくプレスを書く事に慣れ、他部署からも色々話が聞けるようになったそんな3月下旬…
代表:「外へ出ろ!!!!」
私:「…え?外って…???」
代表:「外やっ!!!!!!!来月の目標な!!!!!」
……超絶雑な指令。。。。。。
ですが、この一言から大きく変わっていきました。
【4月~6月 「外へ出る」ということを知る期】
「外へ出るって何???!」と自問自答した私。
「そうか!広報の勉強会に行こう!」
そこで、広報のグループや広報の勉強会をグーグル先生に聞いてみました。
いろいろ出てきました。世の中本当に便利です。
しかし…勉強会・懇親会に参加することでは、いろいろ注意点もありました。
●参加における注意点●
1.交流会 気を付けなはれ マルチ商法
…混ざりこんでいることがあります。はじめのころはそんなことはないと思っていたので、「今度ごはんに行きましょう!」と言われたときに何の心配も持ちませんでしたが、会った即日に本格的に誘ってくる人は少し注意が必要です。(そういう人ばかりではないのですが、本当にまれにいます!イベント慣れするとわかってきますが、最初は注意すべきです)
2. 人見知り そう思っても 名刺交換
根っからの人見知り(…広報向いてるのか?!)な私は、勉強会で最初のほうなかなか名刺交換をお願いできないことがありました。でも広報のつながりを持つ事は非常に重要なので、ちょっとしんどくても1人声をかけるべき!(1人声かけれたらもう後は流れでいろんな人に声かけれる)
3.広報の 予算はしっかり 取りましょう
勉強会・交流会・飲み会…結構お金使います。参加費無料な勉強会もありますが、月にすると2~3万くらいかかることもあります。実費だと結構しんどくなってくるので、早いうちから予算を取るべきです!!!
そんなこんなでいろいろ参加した中で、私的役立つイベント&グループの一部をざっとご紹介。
1.インフォテリア 長沼さんが主催している 広報勉強会@イフラボ
無料かつ、ワインがふるまわれる会です。しかし、テーマごとにインハウスで実績を積まれてきた講師・長沼史宏さんがわかりやすく講義してくださります。
たまに復習講義も行っていますので、是非チェックを!!
2.ビーコミ 加藤さんが主催している 広報・マーケティングサロン
月額制のオンラインサロンです。FaceBookグループにて、平日は毎日様々な広報・マーケティング情報を共有いただくため、最新の情報をキャッチすることが出来ます。また、1か月おき位にイベントも主催頂いており、ランチミーティングや忘年会などサロン内のメンバーとの交流も出来ます。
有料ですが、日々の大切な情報のキャッチアップが簡単にできる事からとてもお得感があります。
3.栗田さんが運営している東京PRアカデミー
非公開のFaceBookグループなので、インタビュー記事を貼りました。汗
元ぐるなびの栗田さんが運営されているPRアカデミーでは、交流会や勉強会に参加でき、広報仲間や記者との接点をつかめる会を主催されています。まれに大阪や名古屋のメディアキャラバンも行っております。(私も大阪のメディアキャラバンに参加させて頂きました)
また、記者へのプレゼンに対して、「愛のあるダメ出し」を受けることが多々…。その後やり方を工夫し、成長している広報さんもとっても多いみたいです。
(かくいう私はまだまだうまくいかない…)
4.広報たん勉強会
こちらは現役バリバリな広報さんたちが運営しております。こんなネタ探してます!という情報共有や、イベントの共有などで活発なFacebookグループです。
上記でなんとなくわかるかもですが、広報をやっていくうえでFaceBookは必要不可欠です!(なくてもいいけど、FaceBookやったほうが確実にいろいろキャッチできます)
仕事とプライベートをしっかり分けたい方は、先に別途FaceBookアカウントを作っておくとよいかと思います。
色々なノウハウややり方を勉強会や知り合いになった広報さんの手法などで学んでいくことに成功。「自分から動いていかなければ記者との接点はつくれない…」ということをひしひしと学びました。
【7~9月 とにかくリレーションを広げる期!】
本題に戻ります。
とにかく記者との接点を作っていかねば!!!ということで、前述の勉強会やグループに参加するだけでなく、自分から専門紙をアタックすることにしました。
弊社は動画やロケ地という、比較的エンタメ&ITよりの業界なので、さっそくそれに属する媒体にアタックしてみました。
結果・・・・文化通信さんに社長インタビューに入って頂けることに!!
文化通信自体はネット記事はほぼ出ていないのですが、特集記事だからなのかHPで見れる記事になってました!!この記事が出たときはうれしくて跳ねました。笑
その後も文化通信の記者さんとは良好な関係を維持させて頂いてます。
そして、その他の専門紙の記者さんともリレーションを構築することに成功。
この時期は映画「Noise」の映画祭関連のプレスリリースや、来期の予算編成などもあり、日々が本当に早かったです。
そして8月中旬、事件が発生します。
代表:「社名かえるで!!!」
私:「・・・え??」
ということで、
社名が変わりました!!!
(今はvivitoですが、8月31日まではろけすたでした。)
在社中に社名が変わるなんて初めての体験でして、名前・ロゴ・名刺・HP改修・周知のための文面・メールアドレス・その他様々な調整がありました。
ロゴ・名刺変更・周知のための文面・看板などなど広報的にかかわるものが多数あったのですが、デザイナーと短期間で何とか終えることに成功。
…広報って、やること多いんだなと感じた瞬間でした。
プレスリリースの書き方を少しずつ変えたり、記者へのアピールもネタによってかえるなど、「会社をアピールする&記者にとって有益な情報にするためにはどう働きかけていけばよいか」ということを考えるようになっていきます。
【10月~12月 考えが一気に変わる期】
色々トライ&エラーしながら、広報を行っていきました。
プレスリリース配信サイトも契約更新で他のサービスも検討し、結果PRTIMESを存続させることにしました。
プレゼンもたまにヒットするときもあり、記事掲載まではなかなか行きませんが、記者が欲しい情報を社内から見つけるという作業をするようになったのがこの3か月です。
そこで一番考えが変わったのは…12月。(つい先日…笑)
新聞購読は自腹なので、今まで日経新聞しか読んでなかった私が、やっぱりケチらず一般紙もちゃんと読もうと、朝日新聞も読むようになりました。
この体験のおかげか、だいぶ考え方が広がりました。
こうすれば…こんなことも…これはこうすればいけるかも…といったことリリースネタの発見がどんどん広がっていきました。(現在精査中)
いままでなかった視点が増えたことで、社会的トレンドとうまく合わせたネタということへの道筋が少しだけ見えた気がしています。
そして…初のちょっと大きめなイベント運営を行いました。(昨日)
念には念を…とイベント準備をしましたが、大きく失敗してしまいました。
イベント失敗談を是非皆さんに共有させて頂ければと思います。
●私がやってしまった失敗
1.人数が直前で大幅に上がって食事が思った以上にすぐはけてしまった(70~80→100名超 直前OKを踏まえた人数にすればよかった)
2.モニターを繋ぐケーブルを忘れるという盆ミス(他の社員に急遽買いにいってもらう)
3.店と私の認識の差異(当日と事前の担当者が違ったため言ってることもちょっと違う&私の確認不足でラストオーダーが早く、飲めない人が何名か発生→他の社員から聞き、延長してなんとか飲めるように対応)
4.ダーツゲームへの参加人数が少なくて社員にプレゼントが当たっちゃった(社員は投票しないでーっていえばよかった)
5.完全退出全然できなくて通常営業が始まる(無理やり延長したけど結局通常営業開始は変わらずの時間だったため、わさわさぱにっく)
…などなど、もうホントに反省点ばかりですが、やってみなきゃわからないことですね。
写真撮影・進行フォロー・タイムキーピング・店の人との対応・問題が起きたときの対応・社員のコントロール・会場の光の様子とか、そもそものタイムスケジュールの甘さなど…
正直、失敗だらけでした。理由はいろいろありますが…やはり「やってみないとわからないことってたくさんあるんだな」ということです。
考えを広げてみても、結局現場で起こるイレギュラーのことは体験してみないとわからないということです。
これって、広報だけじゃなくて仕事全般にかかわることだと思いますが、PDCAをしっかり回す必要性を身に染みて感じました。
今までないものを作っているから、特に元々の土台がない分の実行時のブレが多数発生するものだと思います。ここをしっかり考察して、次のプランにつなげていくことで会社としても自分としても成長できるのかなと思っています。
まとまりが悪くなりましたが…
来年はこの2017年のトライアンドエラーからしっかり考察し、有効な一手を売っていけるように動いていきたいと思っています。
今後もちょくちょく広報がらみのブログを更新させて頂きたいと思いますので、ぜひよろしくお願い致します!